MultiNet 事例紹介

ニューヨーク日本歴史デジタル・ミュージアム

Web / App

プロジェクト概要

ニューヨーク日本歴史評議会様では、NYの日本人社会の歴史を未来に伝承する目的で写真・映像・書類のデジタルアーカイブ化を推進されており、弊社はデータベース化のお手伝いをさせていただきました。

なお、本システムではWebアクセスを可能にし、バックエンドでは関係者が簡単にコンテンツを管理できるようにクラウド化されたデータベースを基にCMS開発及び、セキュリティーの確保、ダイナミックな情報発信を可能としました。

「ニューヨーク日本人歴史博物館について」

202012月、各界からの代表者15名により、ニューヨーク日本歴史評議会が設立されました。評議会は、ニューヨーク及びその周辺地域における日本関連の歴史を収集、保存、公開及び発信するとともに、将来の世代に語り継いでいく目的を有します。

会長 :   本間 俊一(コロンビア大学教授・JAMSNET代表)

副会長:  秋吉 敏子(作曲家・ピアニスト)

          髙岡 英則(北米三菱商事会社社長)

          スーザン 大沼(ニューヨーク日系人会会長)

名誉会長:山野内 勘二(在ニューヨーク日本総領事・大使)

評議会の最初のプロジェクトとして、ニューヨーク日本歴史デジタル・ミュージアムが設置されました。同ミュージアムでは、1860年以降の政治、外交、ビジネス、科学、文化、教育、スポーツ、メディア、日本人移住等、ニューヨークの歴史に関連する文書、写真、映像、書簡、報道等を検索することができます。

 ウェブサイトはこちらから https://www.historyofjapaneseinny.org/


お客様からの課題

・短期間での納入をご希望

・紙ベースで保管された歴史的写真、書物等を政治・外交、ビジネス、教育などのカテゴリーにわけ、英語・日本語で閲覧可能なこと

・セキュリティーを確保したうえで、今後の資料の追加・削除のメンテナンスを関係者が誰でも簡単に行う事ができること

MultiNetのソリューション

・デジタル化された歴史的写真、書物等のデータベース化・ライブラリの構築

CMSおよびアーカイブDBのクラウド化としてKintoneを導入(WebサーバーとのAPI連携)

・冗長性、可用性、セキュリティーの確保

まとめ

デザインの観点では、イントロとしてトップページに年表を配置し、歴史的なイベントをご紹介させて頂きました。

資料をライブラリ化するにあたり、ウェブサイト訪問者が関心のある記事の閲覧を容易にするため、検索機能を充実させ、

また、KintoneCMS化により運営ユーザーが直感的にコンテンツのアップロード及び整理ができる仕組みを実装させて頂きました。

デジタル・ミュージアム完成お披露目の記者会見では、本間会長より「日本人子弟だけでなく、アメリカの子供たちにとっても日本を理解する上で素晴らしい教材だと思う」というお言葉を頂き、

また、山野内大使からも「日系の先達がどう生きたのかを知る絶好の教材になり得る」とのご意見を頂きました。

今回制作させて頂いたウェブサイトは社会的意義を強く感じるプロジェクトとなりました。

■参考

(日本語)

TBS

https://www.youtube.com/watch?v=gl12eBurkWo

NHK

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210519/k10013038551000.html

日本経済新聞(会員限定)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN163GA0W1A510C2000000/

讀賣新聞(会員限定)

https://www.yomiuri.co.jp/world/20210525-OYT1T50048/

(英語)

AP News

https://apnews.com/article/new-york-japan-lifestyle-travel-museums-d574fd0af99be751344416c6ef3ecfa7

The Hype magazine

https://www.thehypemagazine.com/2021/05/a-look-at-the-japan-history-council-of-new-yorks-digital-museum-of-the-history-of-Japanese-in-new-york/

News Direct

https://finance.yahoo.com/news/digital-museum-history-japanese-york-163200584.html